ひと段落した大晦日の朝、娘夫婦が食事に行こうと言い出した。
どこが良いかなと言うと、もう予約した、と手回しの良い返事。
どこかと聞いても教えてくれない中、通ったことのない道を進み現れたのが
何と前から行きたかった鰻屋さん。
2022年の7月にオープンしたばかりの店で、時々行くパン屋さんのインスタで見て、
いいなと思っていた Blowin’ in the Wind という名の店。
蕎麦屋さんをリノベーションしたらしいがスッキリした佇まい。
広い店内には、レコードショップも併設されていて店主のこだわりが溢れている。
今日はもう良いでしょうとビールを勧められたので、お言葉に甘えて注文したら、
今大好きなビールが現れて、思わず歓声が上がる。
予約してあるからか、さほど待たずに主役登場。
この器は、サントリーの白州工場で使っていた樽を再利用したものらしいが重厚で良い。
蓋を開けると大きな鰻がぎっしりと入っていてまずビックリ。
早速いただいたが、身が厚く、ふっくらと柔らかで、一口頬張り思わず笑ってしまう。
まずはそのままで戴き、山椒はとても香ばしいのであまり掛けすぎないようにじっくり。
うなぎってこんなに美味しいんだ と思うほど。
タレも甘すぎずちょうど良い加減で嬉しい。
ご飯の量も結構多いが、どんどん箸が進み、ついには孫の残した分まで少し頂いた。
うまきも卵がふわふわで、ダシがきいた卵だけでも美味しい。
年の瀬の忙しい時間に、こんな贅沢が味わえるなんて思っても見なかった。
大変な一年だったけど、みんなでなんとか乗り切ったご褒美かな。
幸せな時間をありがとう。
ご馳走様でした。
今度は夏にお邪魔したいですね。
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